今日のフィリップ
今日もネタが尽きないほど盛りだくさん。
今日は三本立て
① 人的輸送に関する取り組みの骨子の発表
② 地方自治体との協議会の立ち上げ
③ 身体障害者への取り組み指針の発表
① おそらくオリンピックを見据えてのことだと思うのですが、
物流面のみならず人の流れ、つまり移動手段等の改革に取り組んでいくことを発表。
フランスには公共交通機構へのアクセスがなく自家用車での移動を強いられている
地域も多々あるとのことなど例に挙げられそう。
交通網等のインフラ整備は政府が音頭取りしてくれなければ、
なかなか改善には至らないものです…
② これまでの地方への予算をざっくり削ったことが、
地方自治体に動揺・反感をもたらしたことがニュースになっていましたが、
これまでと名称と性格を変えて新たに支給されるようです。
額としては34億8千万ユーロ…
多くなったのか少なくなったのかよくわかりません💦
5年間で1,300万ユーロの削減は、支給額を減らすのではなく、上昇を抑えるためにある
とEPツイッター。これから景気が上がることを念頭においている?
住宅税に関しては地方自治体に影響はないだろうと。
立ち上がったばかりの協議会HPはこちら
ツイッターの♯ConfDesVilles には途切れ途切れながらEPの演説動画がup
③ 身体障害者向けの政策の指針を発表。
教育、雇用、住宅、そして予防医療の充実
2018年5月には大々的な会議も予定されている。
職業訓練については従来の2倍を、
2018年11月から一人当たり860ユーロの手当を支給。
(障害者たちが)権利を行使できなければ、権利平等はありえないと。
なんか、すごく良いですね。
今日のフィリップ
2016年のニースアタックの犠牲者追悼式がアンヴァリットで行われた模様。
我々の社会が即反応することの長所は多々あるが、大きな欠点もある。
それはすぐに忘れ去られてしまうことだ。
忘れぬよう、ともに集おう。想うために集おう。
人の尊厳、人たるあかし、それらは今あるものであり、常にあるものである。
かけられる言葉もそうだ、思いやりのある言葉、公正なる言葉は
苦しみを癒してくれるものである。
そしてそれは武器でもある、
涙、恥じらい、自由と私たちの価値に奉仕する勇気がつめこまれた
重い武器なのだ。
再び意味付けること、それは私たちを守ることである。
パラノイアに陥ることなく、力強く、常に、即座に広がる危機から
私たちを守ることである。
私はここにオマージュを表したい、
このフランスにおける、または外国において、
正々堂々と、または秘密裏に
私たちの命を守るために自らの命を危険にさらした彼女たち、そして彼らに。
再び言葉を繰り返そう、ニースアタックの被害者たちにオマージュを捧げた時、
大統領は言った、これは「文化での、知性での、学校での戦いだ」
それこそ理性への賛歌、
人の、市民の、共和国の普遍的価値の権利宣言への賛歌である。
男たちそして女たちが、夢中になって、
勇気を振り絞りテロ行為をやめさせようとした。
それは隣人愛だ、
通りがかりのものたちがまず応急処置をした。
それから次から次へと消防士、看護師、医師らが
死から生命を救おうとした。
これこそが国家の団結だ。
それは事件の時だけではない、
その後においても、永遠と続く、非情な日常においても存在するのだ。
先の7月12日に、私はエリザベス・ペレスを、各省間の被害者救済代表に任命した。
そうすることによって、私は願っているのだ、
被害者に対する対応が各省間の次元で再び見出されることを。
なぜならそれはひとつの行政の仕事、サービスはなく、
共和国全体の任務なのだ。
訳初挑戦。難しい…
今日のフィリップ
今日はEPのインタビューのFR2の放送動画があるので盛りだくさん!
火曜日の労働法に対するデモに関してまず。
前回のエルコムリ法に対するデモとは一味違ったような今回のデモ。
彼らの意見は聞くし、押さえ込みはしない。
しかもデモをする基本的な権利も尊重する。
だが一方民主主義は基本、議会で意見を反映させるものであり、
選挙で表明された意見を尊重したい。
民主主義の基本原則、多数決によって法案を議会で討議した上で採決したい…
(大雑把すぎ)ということらしい。
あと、フェネロン問題(演説の中でかなり軽蔑的な『役立たず』の語を用いたことで
多くの人の反感を買っている)はあくまでもマクロン大統領の発言であり、
マクロン大統領もその語がつかわれている文脈を理解するよう言っていることに言及。
あと、ハリケーンイルマ関連とか…
そうそう、住居問題。
本当に大統領が言ったように、月5ユーロ家賃が安くなるのですね@@
HLMにも手を入れるようですが
まず政府として住宅地供給のため新たな建設を進めること、
なによりも国民の生活の安定性(stabilité)を高めることが
この住宅問題の中心にあると言っていました。
なるほど。職業訓練など促進することによって雇用を促し収入の安定をはかる。
さらに居住可能住居の増加させて安定した生活を促進する…
高齢化の進行具合と、移民労働者とその子孫を考えると日本と異なる点もありますが
このまま行くと日本もどうなるんだろう〜と思いますねえ(他人事ではない)
こういうことを政府が率先してやってくれたら、助かるかも。