晴れ、ときどきフィリップ

エドゥアール・フィリップのネット追っかけブログ

今日のフィリップ

www.franceculture.fr

フランス文化放送(訳?)読書について熱く語るEPの姿が動画で見られます。

myPCはよく固まって最後まで見られないけど(涙)

哲学者でアカデミーフランセーズ会員のアラン・フィンケルクロートがツッコミ役。

EPの『読む人』(訳これでいいの?)の内容が土台、というかほとんど重複。

本を読んでいない人にもEPの訴えを伝えるためなのかな?

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スタートはこの本に書かれているEPの「シラノ・ド・ベルジュラック」との出会い。

つっこみどころとしては

・EPは5章は涙なくして読めないらしい

・初めて読んだきっかけは、耳に関して学校でからかわれて傷ついたEPに、母親が息子に辛い経験を乗り越えられるようにとすすめてくれたらしい。しかしその時読んだEPは何も特に感じず・・・

・ドーパルドュー演じる映画を見て、非常にショックを受けこの作品に恋したらしい。昔読んだ作品はこんな内容だったのか!ちなみにデュマやロスタンは簡略化されたお子様向けの本で普通読まれており、あまり学生は読まないと・・・

それから映画と本について語る対談が続き(映画化するとき、演出でその作品のさまざまな見方が感じられて楽しいとか)

 

それから本を読む人が少なくなっていることについて、ネットと本に関する議論。

EPは電子化本賛成派(ニュアンス的に)音楽聴きながら端末で本を読んでいることや、娘さんの本当の出会いが電子書籍だったことなど。

EU内でフランスが語学の成績が悪かったことに関して、他EU諸国とネットやゲーム環境は同じであるため、ネット等が諸悪の根源ではなく、フランスで行われている教育の問題である、などなど。

 

何と言っても教育問題を論じている際に、わたし的にこの対談のいちばんのツボは、本に書かれているように18 歳でうけたSciencePoの試験まで綴りがほとんどいいかげん(!?)だったそうなEPに、フィンケルクロートがするどいツッコミをいれているところでしょうか。それに反論するEPの姿勢も弱いところを突かれてる的な人間らしさがたまらない。

 

あとアーブル市長時代の『読書政策」について。

本の政策ではなく、いろいろ厳しい状況にある市民(察して)に本を読む機会を多くもってもらおうと市長時代に行った施策について語られています。もちろん本にも書いてあるのですが、図書館を充実させるのではなく(それは本をすでに読んでいる人のためになってしまう)人がよく行くところに本をおくということ。

あとカタラン祭り(セルバンテスの死んだ日)を「本を送る日」としたこと。バレンタインデーにチョコを送るように、本を送ることによって、本を通したコミュニケーションによって読書促進をはかるということ

 

そんへんまでしかわたしのPCでは見ることができませんでした・・・

あと10分ぐらいありますが・・・

 

そういえばフィンケルクロート、かなり痩せて年を感じます。ここ数年炎上やいろいろで大変だったのかも・・・。でも今年EPの本で触れられていることといいこの対談といい、EPが彼を評価して応援しているのが伝わってくる気がします。